息もできない
第23章 今度は俺?
「寂しいんだろ」
俺がそう言うと直は開きかけていた口を閉じた
「三浦さんは直が体調悪いの知らないわけ?」
「…うん……朝起きたらもういなかったから…」
福山の言った通り、か
どうするかな
でもとりあえずまた三浦さんは説教だ
ガキにあんなこと言われるようじゃだめだろ
直に心配かけるようじゃだめだろ
そもそも、直の体調不良に気がつかないってのは、どういう了見だ?
そう考えるとなんだか怒りがまして来たから俺は直に明日会社があるから帰るわ、と告げて一度寝室を出た
そして福山に
「悪い。俺もう帰るわ。お前は?」
「俺、は……」
残るだろ
残れよ
「もう少し、看て行きます」
よし
「そうか。あーそれでさ、別にお前を疑ってるわけじゃないんだけどよく知りもしないやつを部屋に置いとくのも不安だろうから、直の側で話し相手にでもなってやってくんない?」
嘘八百
そもそも不安だったら普通一緒に連れ出すっつの
「あー……それもそうっすね。わかりました」
「おう。じゃあよろしく」
俺は直の方にも嘘をついて福山を寝室に入れて直と三浦さんの住まいを後にした
俺がそう言うと直は開きかけていた口を閉じた
「三浦さんは直が体調悪いの知らないわけ?」
「…うん……朝起きたらもういなかったから…」
福山の言った通り、か
どうするかな
でもとりあえずまた三浦さんは説教だ
ガキにあんなこと言われるようじゃだめだろ
直に心配かけるようじゃだめだろ
そもそも、直の体調不良に気がつかないってのは、どういう了見だ?
そう考えるとなんだか怒りがまして来たから俺は直に明日会社があるから帰るわ、と告げて一度寝室を出た
そして福山に
「悪い。俺もう帰るわ。お前は?」
「俺、は……」
残るだろ
残れよ
「もう少し、看て行きます」
よし
「そうか。あーそれでさ、別にお前を疑ってるわけじゃないんだけどよく知りもしないやつを部屋に置いとくのも不安だろうから、直の側で話し相手にでもなってやってくんない?」
嘘八百
そもそも不安だったら普通一緒に連れ出すっつの
「あー……それもそうっすね。わかりました」
「おう。じゃあよろしく」
俺は直の方にも嘘をついて福山を寝室に入れて直と三浦さんの住まいを後にした