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息もできない

第24章 過去と現在

その言葉に不安がほどけて俺は春陽に抱きついた


「ふ、ぇぇえ……」


寝込み襲ってバレて泣きつくとか、ほんと惨め
俺の馬鹿


そう思うけど、春陽だからそんな自分も許せる


春陽は俺の頭をゆっくり撫でて、俺の耳元で囁く


「今日、俺が普通に寝ちゃって寂しかった?」


その声と、言葉で全身に鳥肌がたった

その反応だけで春陽には十分だったみたいで、お尻を浴衣越しにいやらしく撫でられた


「久しぶりだったもんね。でも俺のこれ、オカズにしながら自分で悪戯するなんて悪い子だね」


さっき手で強制的に抑えられて、抱きついた衝撃で解放されたそこがまた疼く


「ふふ……直、腰揺れてる」


つーー、と割れ目を指でなぞられると腰がガクガク揺れる

そして、グッと強く蕾に指を立てられた
その瞬間


「ふぁ、ぁぁあっん……!!」


お尻を撫でていた手がするりと前に回る


「これだけでイっちゃったね」


俺の白濁で濡れた手を目の前に晒されて恥ずかしさが込み上げてくると同時に、期待してる


早く、欲しい
春陽のそれで強く擦ってほしい


「直、えっちな顔してる。欲しい?俺の」
「欲し、い……」


俺の精液の匂いで欲情してる
俺も、春陽も


久しぶりにするとこんなに相手が欲しくなるの?
いや、違うよ

俺はいつだって、春陽が欲しい

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