
不思議の国のお姫様
第1章 はじまり
ふわっと、中からは春の香り
生暖かい風がとても心地よく吹いてきた
「うわぁあ!!ここもお花の匂い」
「ほんと、可愛い。たまらないな」
そこには、絵本で見るよーな、
街が広がっていて
レンガの家や、大き過ぎる木
遠くにはお城が二つ、またとぉくには山々が連なっている
「すごいよっ!トーマ!!ここが不思議の国!!」
「そぉだよ(笑)」
「これが現実だなんて、幸せすぎるよぉ」
「クスクス、それはよかった。でもはしゃぎ過ぎると怪我をするから、まずは俺の家においで」
「え!トーマの家に居けるの!?たのしみだな」
「じゃあ行こっか」
また、周りの植物たちが集まりトーマと姫花包むようにして消えた
