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薫子の先生な日常

第2章 Kとわたし

「大丈夫?」


「……余計熱が上がる。」

私の言葉を笑って返したKを椅子に座らせ、検温する。

39℃を突破したのを見届け、Kに聞く。

「冷えぴた貼る?」


「先生の手がいい。」


「ゼリー飲料飲む?」


「あーん。」


「横になってて、電話してくるから。」


「膝枕がいい。」


……。


全く……と口にしようとした瞬間、メールがきた。

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