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片想いの行方

第34章 真実の願い




「…………………」




俺は静かに笑った。






アホだな………俺は。






それが嫉妬だったってことに、今さら気付いても。





もう何の意味も無い。









どれだけ甘い言葉を囁いても






自分に気を引かせる為に、強引にキスをしても








あいつが見てるのは、蓮なんだ。







どんなに想っても






心から願っても






美和の笑顔は







俺のものにはならない。

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