 
神様の独り言
第6章 神様は罪を許し歌う
互いの殴打は…みるみるエスカレートしていき…
アイスピックを握るもの…
包丁を振るうもの…
ハサミ、バット…時計の置物……
どんどん残酷に…確実に死に向かって行った――――…
だが…誰一人と…謝ることはやめず―――――…
悲鳴すらあげなかった…
リビングはあっという間に血の海となり…
動ける者も少なくなっていく…
周りを見ると…
指だけが転がっていたり…
舌が切り落とされていたり…
殴った拳が頭部にめり込み動かない客までいた…
欲に身を捧げ――――…死ぬ…
これで…彼らがハキにした侮辱行為が消えるとは思わないが…
道子の中で…また一つ…
ハキの自由を勝ち取った気持ちとなる…
 
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