テキストサイズ

ふた恋

第7章 償いと誓い






自らが傷付かない為に

誰かを傷付けない為に

ずっと我慢してきたんだ。



誰よりも甘えたいのに

弱音だって吐きたいのに

全部我慢してきたんだ。


だからもう頑張る必要なんかない。

杏里はもう気を休めたっていいはずだ。

その場所が俺でありたい。



「杏里‥お疲れ様」

「友‥ありがとー‥」



俺が杏里をあらゆることから守っていくから、




だから杏里はもう強くいる必要はないんだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ