
家庭教師なんか大嫌いだ。
第1章 家庭教師
・・・っ!
「まず、俺の事はここでは先生って呼ぶこと・・・」
「ま、まず?」
何それまだあるってこと?
「そして、教えてる時はこれを着けてね?」
にっこり笑顔のまま、鞄から取り出したのは、ピンクの丸い物。
そう、多分これは、ローターとか言うやつ。
「・・・っ!い、いゃだ。」
なんで、そんなの持ってんの!?
「だめ。拒否権ないから」
相変わらず笑顔のままだけど、妖美で威圧感がある。
「自分で、つける?それともつけてほしい?」
「どっちも嫌だ!」
一瞬アイツの目が、光った気がした。
そして、体が宙に浮いた
「ぅわっ!!?・・・ちょっとお、おろして!」
