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秘密の花園

第4章 未知


“ チャプン”

自分の部屋だというのにロクに休めない...。

なんでこんなコトに....。


「未弥様」

「っ....!」


また⁈
今度は何なわけ!


「はいっ....」

「湯加減はどうでございますか?」


なんだそんなコトか....。
真面であったコトに少しホッとした。


「大丈夫です」

「そうでございますかー。うーん、そうかー、じゃあ...」


今度は何がくるんだ。


「背中を流して差し上げますよ」


......は?
何言ってんだこの人。


「失礼しま....

「ちょっと!!....


待って!と、言う頃にはもう遅かった。


“ニコッ”


何その営業スマイル。


「どうぞ、こちらにお座り下さい」

「......やです」

「どうして?」

「どうしてって...」


いや、なんでそうなるんだ。

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