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恋密度〜官能・従兄妹編

第3章 愛蜜狂い


お湯を手桶に汲んで頭から勢いよく被る。


「ふぅ…」

湯船につかり一息つくと晃一は真美との今後の事を考えた。

待ち望んだ関係になれた…

でも、家に帰ればまた真美の居ない生活が始まる。


自分は堪えられるだろうか?

真美は中1…卒業まで後、2年──


彼氏ができるには十分な時間だ…
遠くにいる男よりも近くに彼氏にいて欲しい年頃…

たとえ今夜、想いを叶えられたとしても不安は尽きない。

真美──
俺にはお前しかいないッ
お前じゃなきゃ…だめなんだっ…




晃一の胸を切なさが支配していた──


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