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12cm~越えられない距離~

第3章 ヘンなヒト?~晶side

部活終わりに部室で着替えてると、真央が教科書を持ってきた。

「アキ、ありがとう」

「いえいえ、どういたしまして」

教科書を受け取り、何となく気になった事を聞いてみる。

「真央、榊原くんと何かあったの?」

すると、目を大きく見開いて

「何で!?…何か聞いたの!?」

「いや…仲良いよねって言ったら機嫌悪くなったから…どうかしたのかと」

真央らしくない態度だったから気になってはいたんだ。

真央はそっか…と呟くと、

「何か…本人目の前にして仲良いって言われるの…恥ずかしいじゃん!?」

照れ隠しであんな顔してたの!?何か違くない!?

「真央は、榊原くんが好き…なの?」

「ん~、よく分かんないなぁ」

「え!?」

照れ隠ししてるのに!?何それ!!!

「榊くん、あの後、追いかけてきて…携帯に登録しといてって、番号書いた紙渡された」

「うん…で?」

「で?…それだけだよ?」

「はい!?」

…えーっと…それって…何なの?




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