テキストサイズ

不器用なくちびる

第21章 【栞 16才】

……………………
……………………

「…い…おい、香山…聞いてんのか?」


あれ…?ここは…椎名の部屋…


「早く脱げよ。そんでここ。
ここ寝て脚広げてろよ。」


…!
そんなことする訳ない!

あ、でも…
私はこの人には逆らえないんだった…
何でだったっけ…

感情を押し殺し、
わざと平気なふりをして下着を下す。
脚を開くのはさすがに抵抗があるけど…

最後には椎名の手で
無理やり開かされたのだった。


「いい眺めだな…
それにしてもお前さぁ…
最初から濡れてるぞ。
ここ、キラキラしてる(笑)」


「知らない…っ!」


そうだ…この人は意地悪だ…
いつも意地悪ばっかり…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ