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忘れた頃に…

第51章 私、悪くないもん…



彼の第一声の意味がわからず、聞き返した。

「何の事?」

『真琴と敦彦から電話があってさ、ともちゃんが怒ってて電話に出ないって。
それで俺がかけたんだけど。』

「お願い!電話出なかった事にして!
これから、かけ直すから。」

『何があったの?』

「何でもないの。
とにかく、電話かけたんだけど出なかったって事にして。
お願い!」

『後からで良いけど、ちゃんと説明してくれるなら!』

「わかった。ちゃんと話すから…
お願い…」

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