
純粋少女と不良少女。
第3章 恋ですか?
「それで〜瑞稀ぃ♪
奏多くんとはどうなのよっ♪」
「えっ。どうって?」
あたしは訳がわからず
りかに言い返すと
「またまたぁ〜
とぼけちゃってぇ〜♪
瑞稀の反応とかみてれば
わかるわよっ!♪」
「は、反応?」
「あんた、わかりやすいし♪」
いまいちりかの言ってることが
よくわからなくてはてながたくさん。
「どういうこと?」
「えっ、あんた
自分の気持ちに気付いてないの?」
あたしが首を傾げていると
はぁ〜とため息をついて、
「奏多くんのこと意識したり
どきどきしたりしない?」
「する、かも。」
どきどきもするし
きゅんってなったり。
「やっぱり〜♪」
たまに胸が苦しくなったりもする。
あたしはこれがなんなのかわからなくて
りかに聞こうとした。
「ね、りか。これってさ
この気持ちってな「りか〜瑞稀ちゃん〜♪」
「おまたせっ♪」
そういってどんっと
たこ焼きを渡してくれた。
この気持ちってなに?って
聞こうとしたのに遮られちゃった。
ま、いっか。
あたしたちはありがとう〜といって
みんなでたこ焼きを食べ始めた。
