
純粋少女と不良少女。
第2章 出会い。
中学3年の冬。
受験1ヶ月前。
「瑞稀はさー?
高校どこ受けるのー?」
「んーまだ決めてないや。」
りかと並んで帰る。
「私は翔太と同じとこだよ!」
「彼氏と同じ高校かー。いいねー。」
「でしょー?♪
瑞稀もそろそろ恋愛したらー?」
「恋愛かー」
「まーお子ちゃまだからねっ♪」
「むぅーそんなこと言わないで!」
「はいはいっ♪あ!そうそう!
翔太の友達すっごいかっこいいんだよ!
紹介してもらいなよ♪」
「いやでもそーいうのは「ね?それがいいよ!」
えっ。いやいやちょっとまって
うんうん。とかいいながら
勝手に話を進めてくりか。
「翔太に話しておくね!
じゃ、また明日ねー!♪」
そーいってあたしとは逆の
道へ曲がっていってしまった。
りかのペースにいつも流される。
まぁーいっか!
