そして僕は君のもとへ……
第1章 再会。
少しでも可愛いと思える子には
必ず声を掛ける。
だが、やっぱり女の子の方も
簡単に振り向いてはくれない。
「梓ー全然ダメだ。」
「お前のやり方が悪いんだよバカ」
俺は、可愛い子を見極めて
声をかけた。
「こんばんは!」
「……な、何?」
「さっきから見てたんだけどさ、
ずっと一人だよね?
俺らと遊ばない?」
「…んー、まぁ私も暇だしいいけど」
「まじで?ありがとう」
「んで、お兄さん達名前は?」
「俺は、梓。あいつは大智」
そんなこんなで、俺達はいつも通り
カラオケへ行く。
「(小声で…)梓、俺あの子
お持ち帰りいいか?」