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殺人鬼の棲む島

第24章 3日目 夜更け リビング

「えっ……俺!?」

苦手な望に真っ向から噛みつかれ、ソラは苦笑を禁じ得ない。

「ソラさんは今朝、このリビングで寝てましたよね? 普通あり得なくないですか? 殺人鬼がこの中にいるって状況なのに寝れるって……」

「……本当なの、ソラ?」

綴の目は疑心暗鬼に震えていた。

「いや、まあ、少しうとうととはしたけど……」

「やっぱりあなただったのね!!」

みじろっぷは午前の岬で見せたような取り乱しを見せる。

「ちょっと待つんじゃ。それだけで決めつけるのは早計じゃよ」

「そ、そうよ!! みんな落ち着いて!!」

京茶屋と綴が流れを止めようとする。

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