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殺人鬼の棲む島

第24章 3日目 夜更け リビング

「じゃあ多数決とりましょうよ。それで犯人を決めて地下室にでも閉じ込めましょう」

悠夢が提案する。

「そ、そんなことしてソラが犯人じゃなかったらどうするのよ!? 殺されちゃうじゃない!!」

「その時はまた多数決とればいい。それにまだ夏野さんが選ばれた訳じゃないんですよ?」

悠夢は不気味なくらい静かに答えた。

「そんなの異常よ!!」

綴は両手を大きく広げて反対をアピールする。

「あんまりいい案とは思えないなぁ……」

頭を掻きながら遥風が口を挟んだ。

「まあ、そちらのイケメンさんが殺人鬼なのかもしれないけど、そうじゃないかもしれない。もし違ったら私たちは貴重な戦力を失うことになる」

「でもこのまま危険な状況が続くよりましでしょ!!」

望は猫目を尖らせて食い下がる。

「私はソラさんじゃないと思うなぁ……何となく」

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