殺人鬼の棲む島
第24章 3日目 夜更け リビング
全員が固唾を飲んでゆきめの言葉を待った。
ゆきめの態度は怯えていた時から見て、明らかに変わっていた。
TOMが死んでいよいよ男が三人しかいなくなったことで頼り甲斐が生まれたようにも見えたし、怯える人たちを脅すのを楽しむ殺人鬼の姿にも見えた。
「すまいるさんは確かに言った。このオフ会が一週間あると回答した人物がいるってね」
「そういえば……」
望は記憶を辿りながらそのシーンを思い出す。
「もし一週間あると知っていれば殺人鬼は荷物が多い人が怪しい」
ゆきめの推理に身体を震わせたのは悠夢と綴だ。
同じく荷物が大きかった紫響には全く動じた様子がなかった。
ゆきめの態度は怯えていた時から見て、明らかに変わっていた。
TOMが死んでいよいよ男が三人しかいなくなったことで頼り甲斐が生まれたようにも見えたし、怯える人たちを脅すのを楽しむ殺人鬼の姿にも見えた。
「すまいるさんは確かに言った。このオフ会が一週間あると回答した人物がいるってね」
「そういえば……」
望は記憶を辿りながらそのシーンを思い出す。
「もし一週間あると知っていれば殺人鬼は荷物が多い人が怪しい」
ゆきめの推理に身体を震わせたのは悠夢と綴だ。
同じく荷物が大きかった紫響には全く動じた様子がなかった。