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殺人鬼の棲む島

第4章 一日目 昼

船内では相変わらずすまいるが中学生トリオを周りに従えて何やら熱っぽく語っていた。

その光景を見て紫響はふとすまいるの著作を思い出す。

あまり腰を据えて読んだことはないが、彼の作品には女子中学生がヒロインの官能小説が多かったことを。

しかも他の作品より女子中学生をヒロインにした作品は明らかに熱の入り方が違った。


ロリコンなんだわ、彼……

紫響はそう確信する。
そうであれば毒牙にかからないよう監視せねばならないなと気を引き締める。

また、紫響の隣に座っていたみじろっぷはすまいるの著作にBLの短編があったことや、すぐに少年のお尻を責める描写が出てくることを思い出していた。


すまいるさん、ゆきめ君のアナルを狙っているんだ……フフフフ腐……

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