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殺人鬼の棲む島

第37章 5日目 早朝 黒鵜館リビング

十二人座っていたリビングも六人で座ると無駄にがらんと広い印象を受けた。

「風邪を引いてる人は無理しないで休んでくださいね」

みじろっぷ、綴恋愛がいなくなり、食器の片付けなどは遥風が率先して行う。

それを望が手伝いにいくと、腰を上げかけていた悠夢は座り直す。

昨夜出来た二人の亀裂はそう簡単に埋まるものではなかった。

相変わらず我関せずな紫響は食後のコーヒーを楽しんでいた。


この島を探検した結果、洞窟には崩れそうで危険ではあるがもう少し奥があることや、神社の名前は瀬戸内虚空蔵尊という名前で祈祷所というものが奥にあることなどがわかった。

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