殺人鬼の棲む島
第4章 一日目 昼
船着き場に着岸すると遥風が小さな鞄を持って真っ先に島に飛び降りて「一番乗りっ」と叫んで上陸した。
紫響はやたら大きなスーツケースを引っ張る。
「あ、俺持ちますよ」
夏野ソラがその鞄を持ち、船を下船する。
「あらありがとう、夏野さん」
ふわっと笑いかけるとソラは顔を赤らめて「いえ、これくらい」と小さく返事した。
「なーんで私のは持ってくれないのよ、ソラ!!」
綴恋愛は文句を言いながら自らスーツケースを引き摺って船から降りる。
「どうもありがとうございました」
最後に下船したkuroは船長に頭を下げる。
無口な船長は小さく片手をあげてkuroの礼に答えると船を再び走らせて本土へと戻っていった。
紫響はやたら大きなスーツケースを引っ張る。
「あ、俺持ちますよ」
夏野ソラがその鞄を持ち、船を下船する。
「あらありがとう、夏野さん」
ふわっと笑いかけるとソラは顔を赤らめて「いえ、これくらい」と小さく返事した。
「なーんで私のは持ってくれないのよ、ソラ!!」
綴恋愛は文句を言いながら自らスーツケースを引き摺って船から降りる。
「どうもありがとうございました」
最後に下船したkuroは船長に頭を下げる。
無口な船長は小さく片手をあげてkuroの礼に答えると船を再び走らせて本土へと戻っていった。