殺人鬼の棲む島
第42章 5日目 深夜 黒鵜館リビング
昨夜の悶着があったからか望は忌々しげに睨んで怒鳴り付けた。
「信じて……私はずっとここにいたし……集合場所はリビングだって聞いてたし……誰も来ないからおかしいとは思ったけど……」
「おかしいと思ったら探せばいいじゃないのっ! 嘘つきっ!」
望はテーブルにあったリンゴを掴み、悠夢に投げつける。
「痛っ! だって……一人で動いたら怖いし……」
リンゴが頭に当たるが悠夢はとにかく訴えた。
「苦しい言い訳ですね」
遥風は苦笑いをしてナイフを握りしめたまま、にじり寄る。
「や、やめてっ……殺さないで……」
「そう言われてもあなたは殺してきたんでしょ、6人も」
遥風は冷たく言い放った。
「悠夢ちゃん……もうやめるんじゃ……これ以上罪を重ねるな」
現役時代を彷彿させるような口調で説得しながら京茶屋も間合いを詰める。
「信じて……私はずっとここにいたし……集合場所はリビングだって聞いてたし……誰も来ないからおかしいとは思ったけど……」
「おかしいと思ったら探せばいいじゃないのっ! 嘘つきっ!」
望はテーブルにあったリンゴを掴み、悠夢に投げつける。
「痛っ! だって……一人で動いたら怖いし……」
リンゴが頭に当たるが悠夢はとにかく訴えた。
「苦しい言い訳ですね」
遥風は苦笑いをしてナイフを握りしめたまま、にじり寄る。
「や、やめてっ……殺さないで……」
「そう言われてもあなたは殺してきたんでしょ、6人も」
遥風は冷たく言い放った。
「悠夢ちゃん……もうやめるんじゃ……これ以上罪を重ねるな」
現役時代を彷彿させるような口調で説得しながら京茶屋も間合いを詰める。