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殺人鬼の棲む島

第42章 5日目 深夜 黒鵜館リビング

「やめなさい、お巡りさん。あなたが考えてるような正常な人間ではないわ、彼女は。遥風さんもよ。それ以上下手に近づいたら、殺されるわよ」

紫響は二人に注意する。

「……本当にずっとここにいたの? 何か証明できるものはある?」

ソラが問い掛ける。

「ソラっ! もうやめろ。殺人鬼に弁明させて何の得があるの? 惑わされるだけだ!!」

遥風がソラを睨む。

「綴さんだって殺されたんだよ? 忘れないで」

「……それはそうだけど……本当に彼女なのか、殺人鬼……」

「私じゃない……ソラさん……私じゃないよぉ……」

悠夢はすがるようにソラに訴える。

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