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殺人鬼の棲む島

第51章 7日目 午前零時 黒鵜館リビング

リビングには壁に西洋の剣が飾られていたのを思い出したからだ。

あれが本物という証拠はないが、もしかしたら戦う武器になるかもしれないと考えたからだ。


それに……


リビングから逃亡が始まった……


殺人鬼はどこかに移動しているはずだ……


遥風の予想通り黒鵜館の中は静まり返っていた。

ほっと安堵のため息を漏らし、それでも気を抜かずにリビングへと向かった。

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