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殺人鬼の棲む島

第51章 7日目 午前零時 黒鵜館リビング

リビングのドアを開け、体を滑らすように中へと入る。

電気はもちろんつけない。

そんなことをすれば悠夢を呼び寄せるだけだ。

遥風は素早く壁際に移動する。

剣が掛けられている前まで来て唖然とした。



壁にかけてあった剣がなくなっているっ……


その瞬間にリビングの電気がつく。


「何かお忘れものですか、遥風さん……」


リビングの入り口には制服に着替えていた悠夢が立っていた。


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