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殺人鬼の棲む島

第58章 7日目 朝 岡山県某漁港

「またあんたらかい……」

例の漁師はうんざりした表情になる。

「またあんたらかい、じゃないわよ!! すまいる先生をどこに隠した!!」

「じゃから何度も言っておるだろう。波が荒くて黒鵜島には行っておらんと」

「でもその後の足取りが掴めません。やはりすまいるさんたちは島にいったのではないでしょうか?」

ともこが問い詰めると漁師はう~んと唸った。

「お願いします!! すまいる先生はこれからの日本の官能小説界を背負って立つ人なのですよ!!

そこまでではない、と思ったがともこは黙っておく。

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