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殺人鬼の棲む島

第68章 7日目 夜更け 黒鵜館リビング



----がちゃりっ

リビングの扉が開く。


「あら、間抜けな殺人鬼さんもさすがに何回もリビングですれ違うのに気付かれたのかしら?」



リビングの入り口には猛禽類のような鋭い眼差しの悠夢が立っていた。



手には大振りの剣が握られている。


----明かりをつけたもうひとつの理由、それは万が一殺人鬼が戻ってきた時に戦いやすくするためである。


「ようやく捕まえた……」


悠夢は獲物を前に口許を緩める。

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