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殺人鬼の棲む島

第72章 8日目 真夜中~朝 黒鵜島

しかし悠夢の呼び掛けに応じる動きはない。

悠夢は奥へと進む。

そして一度も使わなかった書庫の扉を開ける



「ッッ……!?」


ドアを開けて中を見た悠夢は目を見開いた。


書棚の近くに望の遺体が安置されていた。


「なんで……望は森で死んだはずなのに……」

しかも望の亡骸はスカートが捲られ、細い足が剥き出しにされていた。

シャツのボタンも数ヶ所外されている。




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