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殺人鬼の棲む島

第73章 8日目 帰還

迎えの船が遠くからゆっくりと近づいてくる。

助かったんだ……

一応シャワーを浴びたが髪や体に飛び散った血の臭いは消えていない。

すぐにでも倒れて眠りたいがそうもいかない。


遥風にはまだやらなくてはならないことが残っていた。


船が近づいてくると意外なことに気付く。


乗っているのは船長だけではない。


ショートヘアのきりっとした女性が乗っている。


そしてもう一人。



殺人鬼、悠夢と同じくらいの年頃の女の子が乗っていた……



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