殺人鬼の棲む島
第10章 2日目 午前
京茶屋の取り乱しなど気にした様子もなく遥風は死体のそばにしゃがみこんで状況を確認する。
すかさず夏野ソラがその隣に座り、共に調べ始めた。
京茶屋も仕方なさそうな表情で近くにたって確認をし始める。
他のメンバーはとても死体など確認する気にもなれず目を背けていた。
「おっ!? これは発見かも?」
遥風が嬉しそうな声を出した。
「なんだ?」
「ほら、ここ」
遥風が指差した地面は抉れていた。
「ここに血塗れで柄の曲がったゴルフクラブが落ちてるのを見れば凶器がゴルフクラブであることは間違いない」
遥風の声は大きく、隣にいる夏野に言ってるというより全員に話し掛けてるようだった。
すかさず夏野ソラがその隣に座り、共に調べ始めた。
京茶屋も仕方なさそうな表情で近くにたって確認をし始める。
他のメンバーはとても死体など確認する気にもなれず目を背けていた。
「おっ!? これは発見かも?」
遥風が嬉しそうな声を出した。
「なんだ?」
「ほら、ここ」
遥風が指差した地面は抉れていた。
「ここに血塗れで柄の曲がったゴルフクラブが落ちてるのを見れば凶器がゴルフクラブであることは間違いない」
遥風の声は大きく、隣にいる夏野に言ってるというより全員に話し掛けてるようだった。