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殺人鬼の棲む島

第15章 二日目 夜更け

「まあ落ち着いて」

TOMはみじろっぷの肩に手をかけて座らせる。

瞬間、場は静寂となる。

「……私は遥風さんが怪しいと思う」

ゾッとするほど冷たい声で囁いたのは望だった。

「ほう? 私が?」

「だってやることとかおかしすぎるし死体見ても怖がらないしっ」

「そんな理由で私が殺人鬼なの?」

お話にならないという感じに遥風が笑った。

「水掛け論じゃない。もうやめよう?」

綴恋愛が望の手を握る。

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