上司と私
第4章 求めてしまう体
それから一週間、佐倉さんと帰りが一緒になることはなかった。出張やら会議やらで飛び回っていたから。
その間、私は悶々としてしまって、佐倉さんを思いながら一人エッチで体を満たそうとした。それでも、余計に悶えるばかりで……
そして、その次の火曜日、祝前日。
「伊藤、一緒に帰ろうか」
急騰室でポットと格闘中、佐倉さんからのお誘い。囁くとそのまま仕事へ戻って行く後ろ姿はやはりかっこよくて。嬉しさと緊張で帰りが待ち遠しい。
いつもより早く上がった私たちは駐車場ではなく少し離れたコインパーキングで落ち合った。
「お疲れ様です!」
「おう、お疲れ。……さて、行くか」
佐倉さんが何だか楽しそうに見えるのは期待しすぎだろうか。
夕飯に立ち寄ったのは、居酒屋。佐倉さんはもちろんノンアルコール、私はお言葉に甘えてビール! だって、少しでも緊張を解きたいから……あんなことやこんなことを想像してそわそわしてしまう。
「何、そわそわして。もうベッド行きたいのか?」
煙草を燻らせて佐倉さんは目を細める。
「ち、ちがいますよ!なんてこと言うんですか!」
誰かに聞かれたら恥ずかしすぎる!ん?誰かに……
「あの、佐倉さん……知り合いに見られたらまずいですよね」
そうだ、だって佐倉さんには、奥さんがいる。分かっていて忘れたふりをしていたけど……自分の言葉が突き刺さる。そう、これって不倫、だよね……。どんな人なんだろう……奥さん……。
「伊藤が気にすることはない。妻とは、別居中だしな」
しかし、と立ち上がる。
「今はまだ、会社に知られるとやっかいだ。行くか」
ぽんと頭を撫でられると不思議と不安はなくなくなった。
その間、私は悶々としてしまって、佐倉さんを思いながら一人エッチで体を満たそうとした。それでも、余計に悶えるばかりで……
そして、その次の火曜日、祝前日。
「伊藤、一緒に帰ろうか」
急騰室でポットと格闘中、佐倉さんからのお誘い。囁くとそのまま仕事へ戻って行く後ろ姿はやはりかっこよくて。嬉しさと緊張で帰りが待ち遠しい。
いつもより早く上がった私たちは駐車場ではなく少し離れたコインパーキングで落ち合った。
「お疲れ様です!」
「おう、お疲れ。……さて、行くか」
佐倉さんが何だか楽しそうに見えるのは期待しすぎだろうか。
夕飯に立ち寄ったのは、居酒屋。佐倉さんはもちろんノンアルコール、私はお言葉に甘えてビール! だって、少しでも緊張を解きたいから……あんなことやこんなことを想像してそわそわしてしまう。
「何、そわそわして。もうベッド行きたいのか?」
煙草を燻らせて佐倉さんは目を細める。
「ち、ちがいますよ!なんてこと言うんですか!」
誰かに聞かれたら恥ずかしすぎる!ん?誰かに……
「あの、佐倉さん……知り合いに見られたらまずいですよね」
そうだ、だって佐倉さんには、奥さんがいる。分かっていて忘れたふりをしていたけど……自分の言葉が突き刺さる。そう、これって不倫、だよね……。どんな人なんだろう……奥さん……。
「伊藤が気にすることはない。妻とは、別居中だしな」
しかし、と立ち上がる。
「今はまだ、会社に知られるとやっかいだ。行くか」
ぽんと頭を撫でられると不思議と不安はなくなくなった。
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