上司と私
第2章 車という密室
都内を走らせる車内は快適な温度。高速も渋滞することなく、快適なドライブ……とは言えなかった。
佐倉さんは仕事の話や車の話をしてくれているけれど、私はそれどころではない。さっき持った感情に戸惑っていた。
「……伊藤、体調悪いの?」
いつになく優しく心配してくれるは私の上司。そう、上司。
「いえ、ちょっと疲れただけで、大丈夫です!」
ああ、なんて良い上司を持ったのだろう私は。それなのに……
「静かだからさ、腹でも減ったか?」
「大丈夫です!」
グーーーっ!
言った瞬間鳴り出す腹の虫。とんだボケをかましてしまった。
「分かりやすいなお前は!うちの犬みたいだ」
笑いながら言う佐倉さん、前を見ながらも本当におかしそうにしている。
「わ、笑いすぎです!」
強がるくらいしかできない伊藤犬。恥ずかしい……
と、高速を降りたところでコンビニに車を停めた。
「よし、おごってやるぞ。食ったら帰って寝ろ」
結局、コンビニで肉まんを食べて無事に帰宅。やっぱり犬なのね、私は。
どきどきした自分がバカみたいに思えて、休日はあんな感情を忘れてひたすら眠った。
佐倉さんは仕事の話や車の話をしてくれているけれど、私はそれどころではない。さっき持った感情に戸惑っていた。
「……伊藤、体調悪いの?」
いつになく優しく心配してくれるは私の上司。そう、上司。
「いえ、ちょっと疲れただけで、大丈夫です!」
ああ、なんて良い上司を持ったのだろう私は。それなのに……
「静かだからさ、腹でも減ったか?」
「大丈夫です!」
グーーーっ!
言った瞬間鳴り出す腹の虫。とんだボケをかましてしまった。
「分かりやすいなお前は!うちの犬みたいだ」
笑いながら言う佐倉さん、前を見ながらも本当におかしそうにしている。
「わ、笑いすぎです!」
強がるくらいしかできない伊藤犬。恥ずかしい……
と、高速を降りたところでコンビニに車を停めた。
「よし、おごってやるぞ。食ったら帰って寝ろ」
結局、コンビニで肉まんを食べて無事に帰宅。やっぱり犬なのね、私は。
どきどきした自分がバカみたいに思えて、休日はあんな感情を忘れてひたすら眠った。
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