
姉さんに夢中
第22章 リビングで
ドキドキドキドキ・・
母さんはこちらに背を向けたままだった。
「・・はぁい・・」
姉さんが少し裏返った声で立ち上がり、台所へ歩きだした。
腰を少しモゾモゾさせながら・・
・・・
「あぁ美味かった。ごちそうさま。」
何事もなかったように3人で昼飯を食べ終えた。
「そういえば父さんは?」
家に居る事が少ないからあまり気にしていなかった。
「仕事だよ。遅くなるって・・」
母さんがいつもの事よと呆れた口調で言う。
「さて、私も少し出かけてくるからね・・」
母さんが立ち上がる。
「どこ行くの?」
「おじいちゃんの所・・一緒に行くかい?」
「いや。行かない。」
何故かおじいちゃんの所に行く時は必ず僕を誘う。
「小さい頃は連れてけぇっていつも付いて来たのにね・・」
「そんなの小学生の頃だろ・・」
「はいはい・・晩ご飯までには帰るから勉強してなさいよ?」
母さんが食器を重ねながらチクリと言った。
夏休み明けの試験の成績があまり良くなかったからだ。
「片付けは私がしておくから行っていいよ?」
「そうかい?じゃあお願いね?タカの勉強も見てあげてね?」
バタバタと準備をすると母さんは出かけて行った。
母さんはこちらに背を向けたままだった。
「・・はぁい・・」
姉さんが少し裏返った声で立ち上がり、台所へ歩きだした。
腰を少しモゾモゾさせながら・・
・・・
「あぁ美味かった。ごちそうさま。」
何事もなかったように3人で昼飯を食べ終えた。
「そういえば父さんは?」
家に居る事が少ないからあまり気にしていなかった。
「仕事だよ。遅くなるって・・」
母さんがいつもの事よと呆れた口調で言う。
「さて、私も少し出かけてくるからね・・」
母さんが立ち上がる。
「どこ行くの?」
「おじいちゃんの所・・一緒に行くかい?」
「いや。行かない。」
何故かおじいちゃんの所に行く時は必ず僕を誘う。
「小さい頃は連れてけぇっていつも付いて来たのにね・・」
「そんなの小学生の頃だろ・・」
「はいはい・・晩ご飯までには帰るから勉強してなさいよ?」
母さんが食器を重ねながらチクリと言った。
夏休み明けの試験の成績があまり良くなかったからだ。
「片付けは私がしておくから行っていいよ?」
「そうかい?じゃあお願いね?タカの勉強も見てあげてね?」
バタバタと準備をすると母さんは出かけて行った。
