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「君は失恋をして、綺麗になった」

第4章 「大人のココア」




結局…
想いの全てを
伝えることはできなかった。




計画的じゃないとはいえ
お酒のせいにするなんて
卑怯な保険もかけたのに…


陽呂はそれでも
誠心誠意、応えてくれた。







彼女にはなれなくても
陽呂はきっと、これからも
こうして私を大切に思ってくれる。



もう…
それだけで十分なんじゃないかな。


















『ありがとう、陽呂』




背の高い、大きな影に向かって
手を振り返すと、私は再び前を向く。








『……よしっ‼︎』











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