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DREAMGIRL

第2章 文化祭とかってダルいって思う人以外といるよね

あー…眠いっ
「-…か、真香!真香!!」
「ゃはい!」
結局寝てしまった…
「しゃぁ決まりだな。真香できまり」
「「「っしゃぁぁぁ!/いっえぃ!」」」
「真香ならグランプリ余裕だよ!」
前の席のコが振り向いて言ってきたが
「え?なんの?」
聞いてなかったため、なんの事だかサッパリわからない
「ぇえ?!自分の事なんだからしっかり聞いてなさいよ(笑)文化祭のミスコン決め」
…なにぃぃぃぃぃい!?
「えっ?ミスコン!?」
「そうだよ?」
黒板には


ミスコン出場者

碓氷 真香


と書いてあった
「なっ!!!!!!!!!」
「もう決まった事だから」
「寝てて話聞いてない真香が悪いんだよ」
「そう言ってるけど成橋君だって応援しなきゃいけないんじゃない?」
「えっ?」
「成橋君の彼女、このミスコン出るってきいたよ」
「…あぁ」
真香は自分がミスコンに出ると決まってしまい、魂が抜けたように口を開けて
固まっている

「じゃあ後はクラスの出し物です」
「無難に喫茶店は」
「じゃあ他になんか意見は?」
「「「………」」」
「じゃあ喫茶店で」
「衣装とかは?」
「…メイドと執事は?」
“いいんじゃん”とクラスの皆が言って決まってしまった

‐数日後‐
「皆!衣装完成したよ!」
「っしゃぁぁぁ!」
「真香はもちろんこのカワイイメイド服!」
「えっ………」
「えっ…じゃない!一回着替えてきなさい!」
「や~!」
「や~じゃない!ほら」

数分後
「南希?終わたよ…」
「どれどれ……わぉ!予想以上!」
「「「おぉぉ!!!!」」」
南希の後ろにいた男子達が盛り上がる
“最高…”“なにかが燃える”“なんかエロい”といろいろ言っている
「まだ真香には着てもらう服があるんだから!」
「え?ほら、ミスコンの服」
渡された純白の綺麗な生地
着替えるとカーテンを開けずに南希が入ってきた
「…南希」
「キレイ…もう着替えていいよ」
「うん」


そして当日

‐さぁ今年も始まりました!文化祭!
アナウンスの開会式始まりの挨拶と同時に花火が打ちあがった

「お帰りなさいなさいませ。ご主人様。お嬢様」

この言葉を客が来るたび言うの
「疲れたぁぁぁ!」
「メイドがそんな大声で叫んじゃダメでしょ!」
「だって…」
「だってもくそもあるかぁぁぁぁ!」

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