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DREAMGIRL

第2章 文化祭とかってダルいって思う人以外といるよね

「束縛がね…度が過ぎてるつーか…性格ひでぇし」
「うわっ最悪だな」
じっと会場を見るクラスメイト達


「真香頑張れ!」
「真香ちゃんなら大丈夫だよ」
声援を送る友達に真香はニコリと笑顔を向けた
大きくなっていく真香への声援

「ぁらぁら真香ちゃん、応援に応えられる程の料理作らないとね」
「そうですね」
「先輩、よそ見してると焦げますよ?(笑)」
「そうね…」

真香の心に火が着火した


(碓氷真由香…

知っているのよ…

ほんとは晃太が好きな人は彼女である

私じゃなく、

クラスメイトのあなたなのよ…

でも私は諦めるつもりはないの

あなたなんかに晃太は似合わない…

それぐらい気づきなさいよ?

あんたみたいな…

あんたみたいな子に

負けるつもりないんだから…)


咲良はそんな事をおもっていた

時間切れのコングがなり
審査員の前に料理を置いていく

「では審査員の皆様はお箸を持ってください。審査をお願いします」

その声と同時に審査員達は食べ始める

「これは…齋木さんのですか?」
「えぇ」
「なんとも言えないこの豪華さ…伊勢海老を丸ごと使った料理に今が旬の竹の子ごはん…大トロに甘エビなどの刺身…美味い!!」
「ありがとうございます」
「得点は50点満点中45点。」
「次は…碓氷真香さんですか」
「はい」
パク…
一口入れると
審査員が涙を流した
「愛情が籠もっている!!!部活とかで疲れた時に食べたくなるようなこの味!長年掛けて作れるような味をこの短時間で!しかもその歳で!まさに愛情が無いと作れない味だぁぁぁ!!!!満点!」
「ありがとうございます」
「ちょ、ちょっと待って下さい!なぜ私が碓氷よりも点数が低いのですか!?納得いきま「味付けと料理」
「え?」
「碓氷さんのは上品な仕上がりに優しい味がある。それに料理。齋木さん、あなたは上品にしすぎです。たしに上品なのは大切。でもそっちばかりに気をとられ、あなたは愛情のある味をなくしていた」
「…」
「惜しかったですね」

そして全員の審査が終わり
結果一位は真香となった
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