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「再会」と呼べる「出会い」

第16章 それは襲い来るもの

… ィ キィイイイ!!!


「?!!」


悪い とは思ったが
振り向かざるをえなかった。


キィイ! キィイ!!!



「おちびさん
 少し静かにして頂戴」



梅子さんが手にしているのは
小さな 人間?!


皮膚の色は薄紫色で
痩せて、骨ばっている。
頭に髪の毛は無く、
鋭くとがった耳は突き出し、
赤い目がチラチラ光っていた。




なんだこれは?

前世でも見た事がない。



「何ですかそれは?」

「俗に言う吸精鬼よ
 可愛いでしょ」

梅子さんはにっこり微笑んでいるが
その右手の指で
吸精鬼の首を絞めている。

締めていると言うか
潰している。

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