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「御懐かしゅう御座いますわ
　貴方はあの時
　羽根をエレミム様に
　捥がれたはずですが…
　トカゲの尾のように
　切っても再生出来るのですね
　…」

一見
ニコニコ微笑んでいるようだが、
その目は笑っていない。

アゼットは妖花だ。
『花の妖精』と言えば
聞こえはいいが
実際は妖怪に近いと思う。


人間だったら
物凄く美人…って部類だろうけど…


「エレミム様の邪魔をする者は
　私が滅します」


激しいエレミム愛。
昔から変わんないねぇ。

どうやら二人は、
ただの『親玉と部下』　
ではなさそうなんだよね。


「人類滅亡
　…なんて考え直すように
　君からも諭してあげてよ
　どっかの自称天使に
　言い包められてるようだから」

「言い包めるなんて
　…これはエレミム様の意志
　地球への愛ですわ」




…あーあ