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「再会」と呼べる「出会い」

第3章 再会日和

桜が咲いたら一年生♪

…なんて歌がある。
今日はまさにそんな日。

午前中の内に
在校生の始業式、
そして新入生の入学式が
立て続けにある。

進級や入学を、
まるで祝ってくれているかのように
校庭の桜並木が花を咲かせている。

「今年も 綺麗だな…」


快晴の青空に、
ピンク色の花々が映える。




優司くんに最後に会った日から
一週間経った……。

結局、あれから一度も
連絡を取っていない。
着信拒否もしちゃってるし…

…このままにはしておけないって
分かってはいるけど…。


何も出来ないでいる自分がいる。


せめて 今の気持ちを伝えようと
メールだけでも送ろうと思ったが、
携帯の履歴に残る名前を見るだけで
手が震えてしまうのだ…。

怖い 

まだ 怖い……。



「おはよう ミカティ」

「ミッチ!おはよっ!」

「今年も丁度いい時期に咲いたねぇ」

ミッチが桜並木を見て微笑んだ。
フワフワの髪の毛が
桜の花が咲く様子に、少し似てる。

「二人ともおっはよーっ!
 聞いた?新任の先生のこと」

ヤマチャンが元気に駆け寄ってきた。

「家庭科、今年新採用の
 男の先生がくるんだって!
 春休み中に会った子が
 言ってたんだけど
 凄くイケメンだった って」

…へぇ
男の先生なんてすごく珍しい
あれかな… 
最近テレビに出てるような

…オネェ…          

てことはもしかして
その人が料理部の顧問に…?
わは♪
ちょっと楽しみかも…


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