
「再会」と呼べる「出会い」
第3章 再会日和
「こんにちは」
ヤマチャンが松井さんに声をかけた。
「こんにちは」
あ 普通に返してくれた。
やっぱり真顔だけど…。
「松井さんって
ここの卒業生なんですよね?」
「はい。
校舎も桜並木も変わってなくて
懐かしく感じました」
淡々と、ではあるけど
ちゃんと返してくれる。
「お昼、食べました?」
ミッチが質問した。
「まだです。
やりたい事が沢山あって
なかなか時間が取れないんですよね」
「お弁当ですか?」
私も便乗して聞いてみた。
「いえ。
購買に頼ろうとしてたんですが…
今からじゃ遅いみたいだ」
と松井さんは腕時計を見た。
「…あのっ!
もし良かったら…なんですけど
オニギリ、食べませんか?
私、沢山作って来て
二個、余っちゃって…」
余った、というより
食べ損ねた分なんだけど…
松井さん、全然食べてないなら
お腹がすいてるよね。
お腹がすいてる人はほっとけない…
私の衝動は、
某国民的ヒーローに近い。
ヤマチャンが松井さんに声をかけた。
「こんにちは」
あ 普通に返してくれた。
やっぱり真顔だけど…。
「松井さんって
ここの卒業生なんですよね?」
「はい。
校舎も桜並木も変わってなくて
懐かしく感じました」
淡々と、ではあるけど
ちゃんと返してくれる。
「お昼、食べました?」
ミッチが質問した。
「まだです。
やりたい事が沢山あって
なかなか時間が取れないんですよね」
「お弁当ですか?」
私も便乗して聞いてみた。
「いえ。
購買に頼ろうとしてたんですが…
今からじゃ遅いみたいだ」
と松井さんは腕時計を見た。
「…あのっ!
もし良かったら…なんですけど
オニギリ、食べませんか?
私、沢山作って来て
二個、余っちゃって…」
余った、というより
食べ損ねた分なんだけど…
松井さん、全然食べてないなら
お腹がすいてるよね。
お腹がすいてる人はほっとけない…
私の衝動は、
某国民的ヒーローに近い。
