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「再会」と呼べる「出会い」

第3章 再会日和

「何かあったら投書して下さい。
 皆さんに出来るだけ
 本に親しんで欲しいので」


「じゃ、早速…」

と、ヤマチャンが
一緒に置かれた用紙に何か書く。

「あ、私も!!」

とミッチも記入。

「はい、ミカティ」

私にも勧めてくれた。

…そうだなぁ

前々からあったらいいな、
と思っていた本の事を書く。


私達は早速、
ポストに投函した。

「ありがとう」

松井さんが微笑んだ。

…やっぱり“クール”とは
言わないかな

話してみると、
取っ付きにくそうな印象は
払拭される。

エミが言っていた目つきも
殆ど気にはならないし。


「私、借りたい本があるんだよね」

ヤマチャンが本を借りる間、
私とミッチも
いつものコーナーに入った。

『生活・健康』

と書かれた札が本棚の上にある。
ここには料理本や手芸本、
それに身体に関する本が置いてある。

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