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好きで、好きで、好きで。

第3章 さざ波

「んう~....」

操は手を顎に当てて目を閉じた。
考え込むときの彼女の癖だ。

そしてクリクリした目を開くと、笑顔で紗理奈を見上げた。

「優くんに聞く!」

「え?」

予想外な回答に戸惑っていると、操は続けた。

「優くんに相談して、付き合えば?って言われたらOKするし、止められたら断るなぁ~」

「..でもそれって、相手が可哀想じゃない?」

「どうして?」

操はびっくりした様な顔をして紗理奈を見た。
その反応に、紗理奈が驚く。

「だって..操の気持ちより優斗の気持ち優先なんて..相手が可哀想。」

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