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好きで、好きで、好きで。

第4章 初めて


『優くん…?』

『ごめん。ひどいこといった。今は…そっとしておいてほしいんだ。』

『優くん…』

操は丸まった彼の背中を見ながらベッドから降り、少し考えてからセーラー服のリボンに手をかけた。

シュルッ…

『操、何しー!?』

リボンのこすれる音に優斗が振り返ると、操はセーラー服を脱ぎ捨てスカートとブラだけの姿でたっていた。

『み、さお…』

カーテンを開けっ放しにして無用心に着替える操の姿は見たことがあっても、必ず優斗のほうが見ないようにしていた。

今、優斗の部屋の窓は開いている。
けれどいつもと違うのは、操の身体が同じ空間にあって、目の前で下着姿になっているということ。

開け放した窓から温かい風が吹いてきて、夕日が差し込んでくる。
操のボブがサワサワと揺れていた。

『何…してんだよ…服、着ろよ…』

そういいながらゆっくり近づいてくる操から目が離せない。

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