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BL~中編・長編集2~

第9章 ~番外編②~

俺の告白を聞いた翔は、顔を真っ赤にして俯いてしまった。

そんな反応が可愛くて、耳元で少し意地悪な質問をしてみる。

「翔は?」

「っ…ぼ、くも………愛して…る…///」

小さい声で…でも、はっきりと言ってくれたことが嬉しくて、翔の顎を持ち上げ、キスを落とした。

「んっ…ふぅ…」

軽く唇に吸い付いてから、口内に侵入していく。

「あ…ッ…はっ…んぁっ…」

翔がキスに夢中になっている隙を突いて、手をシャツの中に入れた。

「んん!? ちょ、弘樹っ…」

予想していなかった行動に驚いたのか、翔は俺から離れようと身をよじった。

「俺とするの嫌か?」

「ちがっ…そうじゃなくて…ッ…」

そう言って押し黙る翔を急かすように、質問を浴びせる。

「じゃあ、なに?」

「そのっ…あの…ッ…ここだとコロがいるから…だから……えっと…」

予想していなかった言葉に多少驚きつつも、俺は意地悪い笑みを浮かべた。

「コロに見られるのが恥ずかしいんだ?」

「ち、違うもん!!」

もんって……可愛いな、おい。

「うわっ!?」

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