テキストサイズ

BL~中編・長編集2~

第9章 ~番外編②~

「イっていいよ。」

「あっ!!」

ギュッと強く握るのと同時に、翔は俺の手の中で果てた。

「随分早かったな。」

恥ずかしそうに顔を伏せる翔を見て少し微笑むと、翔が出したばかりの白濁した液を指に絡め、蕾にゆっくりと侵入させていく。

「は、ぁ…ッ…んっ…」

「翔…わかるか? もう、俺の指三本も入ってる…」

そう言いながら顔を寄せると、翔は顔を真っ赤にしてなにか言いたげに口を開いたが、俺はその口を唇で塞いだ。

「そんなっ…んっ!!」

唇を離すと、翔から指を抜き、蕾に自分のモノを当てる。

「…挿れて…いいか…?」

「…ん……」

翔が頷いたのを確認し、ゆっくりと翔の中に入っていく。

「ぅ…あっ…ン…ッ…」

根本まですべて挿れると、小刻みに腰を揺らす。

「あっ…ゃ…ッ…んんっ…」

「ッ…翔…大丈夫か?」

翔のことを気づかい、あまり激しくは動かずにいると、翔の口から予想もしていなかった言葉が出た。

「ひ、ろきっ…ぁ…ッ…もっと…」

「え?」

驚いて、一瞬動きが止まる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ