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親友の執事

第1章 私たち

ぐちゃぐちゃになっている円香の部屋に入ると、円香が一生懸命髪の毛のセットをしていた



「ごめんねぇ、怜〜。今朝も寝坊しちゃった…」



急ぎながら、申し訳無さそうに謝る円香に、



「いいよいいよ。なんでも出来るのに、朝だけ弱いよねぇ」



と言った。少し、しゅん、としてしまったので、



「あっ、そ、そうだ、今日は4限で帰れるよ」



と言うと、円香は目を見開き、とても喜んだ



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