とあるホストの裏事情・完
第11章 やっぱり、大好き
俺は少し焦った様子で将悟の手を取った。
「っ、・・・将悟!もう行こうぜ?遅れる。あ、遥も早く来いよ!」
「えっ、あ、の・・・」
俺は少し強引に将悟の手を引っ張り、みんなのいるところに行った。もうみんな店に出てる。
「あー、遅れた」
「・・・研斗、どしたの?」
「えっ、何が?あー、いや・・・なんか危機感を感じただけ」
「何の?」
将悟がスーツを選び始めたから、俺も将悟の後に続いて選ぶ。
いつも俺らは、似ているスーツを選んでしまう。普段は将悟が合わせてくれるけど、今日は俺が合わせてやろうかな・・・
「いや、あの・・・遥。絶対お前のこと好きだからさ?」
「・・・・・・思った」
はぁ、とため息を着きながらそう言った。何かムカつくな。
「あの子若いけど、何かやり手っぽくね?ただそれが心配でさ」
「・・・俺が取られるんじゃねーか、って?」
ニヤニヤしながらこっちに近付いてくる。キモいわ・・・
「えっ、違うけど」
「・・・・はっ?」
「俺はただ、お客さん取られるんじゃねーか、って思っただけだよ」
・・・・・・ウソだけど。
「はぁ、・・・んっだよそっち?」
「うん」
残念そうにうつむく将悟が、不覚にも可愛い、と思ってしまった。
ウソだよ・・・将悟。俺、いつも心配なんだ。お前しか俺を愛してくれないから
俺にはお前しか・・・いないから
「・・・・・・・じゃ、行くか。」
「あっ、うん・・・あ、てか遥来てないんだけど」
そう言えば、早く来いよって言ったのに
遥はまだ来ていない。
「まぁ、他の先輩方に挨拶でも行ったんじゃん?ってかこっちがやべぇから行こ」
「おう」
「っ、・・・将悟!もう行こうぜ?遅れる。あ、遥も早く来いよ!」
「えっ、あ、の・・・」
俺は少し強引に将悟の手を引っ張り、みんなのいるところに行った。もうみんな店に出てる。
「あー、遅れた」
「・・・研斗、どしたの?」
「えっ、何が?あー、いや・・・なんか危機感を感じただけ」
「何の?」
将悟がスーツを選び始めたから、俺も将悟の後に続いて選ぶ。
いつも俺らは、似ているスーツを選んでしまう。普段は将悟が合わせてくれるけど、今日は俺が合わせてやろうかな・・・
「いや、あの・・・遥。絶対お前のこと好きだからさ?」
「・・・・・・思った」
はぁ、とため息を着きながらそう言った。何かムカつくな。
「あの子若いけど、何かやり手っぽくね?ただそれが心配でさ」
「・・・俺が取られるんじゃねーか、って?」
ニヤニヤしながらこっちに近付いてくる。キモいわ・・・
「えっ、違うけど」
「・・・・はっ?」
「俺はただ、お客さん取られるんじゃねーか、って思っただけだよ」
・・・・・・ウソだけど。
「はぁ、・・・んっだよそっち?」
「うん」
残念そうにうつむく将悟が、不覚にも可愛い、と思ってしまった。
ウソだよ・・・将悟。俺、いつも心配なんだ。お前しか俺を愛してくれないから
俺にはお前しか・・・いないから
「・・・・・・・じゃ、行くか。」
「あっ、うん・・・あ、てか遥来てないんだけど」
そう言えば、早く来いよって言ったのに
遥はまだ来ていない。
「まぁ、他の先輩方に挨拶でも行ったんじゃん?ってかこっちがやべぇから行こ」
「おう」