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とあるホストの裏事情・完

第11章 やっぱり、大好き

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何なんだよ…………コイツ!!!!

何!?マジで、さっきから将悟にベタベタベタベタ引っ付きやがって!!!女子か!!!お前は!
いい加減、は!な!れ!ろ!


俺は内から込み上げてくる怒りと嫉妬心を押し殺し、疼く拳を納め、グラスを手に取った。


新人歓迎会をしている。
俺のときは無かったけど、ここの店も進化している。

あっちで先輩達がワイワイガヤガヤしているが、こっちは

託麻、建志、俺、将悟、遥 の、後輩組5人で飲んでいる。
ぜんっぜん楽しくないけどな!!!!

「将悟さん、もっと飲みませんか?」
「え?あー…ありがと」
「いえっ」

おいおい…遥、語尾にハートが付いてんのがバリバリ見えるぞこの野郎。

俺がこんなだから、託麻と建志は気を使ってくれてる。

「まぁまぁ研斗。そんなに怖いオーラ出さんとってぇなっ。ほらほら、もっと飲んで」
「そうだよ、ったくもー…お前が将悟に寄っていけばいい話だろ?このヘタレが」
「うっ、るせーよ!分かってるし、それくらい…」

そう言って、グラスの酒を一気に飲み干した。

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